ヤッチーのブログ

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レッド・ツェッペリン III 再聴

レッド・ツェッペリン IIIは、1971年に発売されたアルバムです。
私が生まれる前に発表されています。
ブックオフで760円で販売されていましたので、購入しました。
20年振りに聴いてみました。

移民の歌 - Immigrant Song
アアアーアー こんなメロディ どこから浮かんだのでしょう?
昨日日本人がノーベル賞を受賞しましたが、ロック市場におけるノーベル賞に匹敵する雄たけびから歌メロは始まります。
エフシャープを刻むだけのリフに乗っかるプラントの雄たけびにまずノックアウトされます。
バイキングがズンズン 異国に侵入するようなタイトル通り。
僕は、今も外国に行くたびに空港でImmigrantの文字を見るたびに、プラントの「アアアーアー」が頭の中に響きます。
あわせて、沖縄民謡の「あっちゃめー小」も同じような印象を受けます。沖縄民謡についても、後日語ってみたいと思います。
みんなが知っているハードロックのスタンダード。
BBCライブでは、ギターソロも挟んで、長めに演奏されていますね。

フレンズ - Friends
友達という曲ですが、ただならむ友達というか、決して平穏ではない、多少アラビックな曲です。
ドラムではなく、打楽器はボンゴでしょうか?
カシミールにつながるような中近東的な感じです。
エンディングは不気味な低音のメロディーが続き、「祭典の日」が始まります。

祭典の日 - Celebration Day
Bメロでもあるサビはもろにメジャーキーでビートルズ的な感じもします。
Aメロは「パラパラパララン」というギターリフが個性的です。
2007年の再結成ツアーの名称が「Celebration Day」でしたね。

貴方を愛しつづけて - Since I've Been Loving You
ペイジのギターソロが美しいマイナースローブルース。
たたたたたーーーーーんのブルースフレーズから入った瞬間、フリートウッドマック「ブラック・マジック・ウーマン」を彷彿とするが、ブラックマジックは曲を通して均一なテンションなのですが、当「あなたを愛し続けて」は、静と動の格差がとても著しい。
バックを沿えるジョーンズのハモンドオルガンも良い。
ペイジとプラントのギターとボーカルの応酬が凄まじく、静けさと激しさの共存したブルースがプログレに昇華したような曲です。
この手の曲はアフリカ系アメリカ人のブルースが元ネタなんでしょうが、完全にZeppelinの最高潮時の録音だからか、とんでもないテンションになっています。
フリートウッドマックやサンタナが弾いてもそりゃ美しいでしょうが、
このマイナーペンタトニックでブルースぽくもありますが、むせび泣くような悲しくもあり、美しくも有り、せつなくも有り、哀愁も有りです。
ペイジはパープルのブラックモアとは異なり、フレーズをカチッカチッとまとめるのではなく、抽象的な感じで混沌としたイメージを抱かせます。
ボーナムのドラムが最後半、クライマックスを迎え、曲は昇天します。
「朝7時から夜11時まで働いている」というような歌詞から始まるんですが、ツアーに明け暮れて、プラントは疲れ切っていたのでしょうか?
バンドは大成功、一気にスターダムに上ってしまったが、精神のハイテンションはいつまでも維持できるものではない。ハイテンションのクライマックスの産物が「移民の歌」と「貴方を愛し続けて」だったのでしょうね。
当曲を境にこのアルバムの後続する曲は、片田舎でトラディショナルソングを奏でるアルバムへと移行してしまいます(あくまで私の解釈です)。

ギャロウズ・ポウル - Gallows Pole
意味は良くないようですが、軽快な曲です。
バンジョーが入っているからでしょうか?トラディショナルな印象になります。

タンジェリン - Tangerine
「天国への階段」の前章のようなアルペジオから始まります。このアルペジオが美しい。ギターとユニゾンするような歌メロから始まります。
でも一気に明るい曲になります。期待するような劇的な展開は残念ながら有りません。
Zeppelinは、1,2とツアーで疲弊しきったようです。その反動からか、癒しのようなイメージです。

ザッツ・ザ・ウェイ - That's the Way
これも田舎にこもってアコギで作ったそんな感じです。
正直 良いですが、まだ私も若いからか、あるいはそんなに人生経験が無いからか、このフォークっぽさが物足らない。

スノウドニアの小屋 - Bron-Y-Aur Stomp
これもペイジのスコットランド民謡が混じったかのようなアコギからはじまる歌。
スコットランドの祭りかなんかで踊り出しそうなイメージだ。
ダダだだー というところが、正に衆人一緒に踊っていそう。
良いには良いが 当時のハードロックを期待したファからすれば、ショックだったでしょうね。
ペイジがエレキを捨てて、3曲も続けてアコギ弾かれたら。
最近は、Zeppelinはハードロックではなく、もっと広義にビートルズでも聴くかのように聞くべきと思っています。

ハッツ・オフ・トゥ・ロイ・ハーパー - Hats off to <Roy> Harper
これもまた、エレキではないです。ブルースが色濃く、スライドギターもちりばめられています。
バートジョンソンのような、感じです。

はじめて聞いたのは20数年前だったと思いますが、移民の歌には、ノックアウトされましたが、当時は非常に退屈な作品でした。

当時のリアルタイムファンも困惑したでしょうね?
しかし、次作レッド・ツェッペリン IV によって、その不安は完全に払拭されるのです。
ロックロール、ブラックドッグ、天国への階段 という誰もが歴史を変えることができないスタンダードが発表されたのですから。
おそらくジミーペイジはビジネスマンですから、無理せずにある意味大人しい作品を作ったのでしょうか?4作目をより際立たせるために。

別件

そういえば、ジョンサイクスが結成した「ブルーマーダー」のベーシスト「トニーフランクリン」はZeppelin解散後にジミーペイジが結成した「ザ・ファーム」で若くして抜擢されたベーシストだったんですね?「ブルーマーダー」がスーパーバンドして注目された訳だ。