ヤッチーのブログ

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フィジカル・グラフィティはポップなロック?その1 ~レッド・ツェッペリンLed Zeppelin

1975年発表の「フィジカル・グラフィティ」 レッド・ツェッペリンの第六作目のアルバムのCDを購入しました。

恥ずかしながら、初めて聴きました。「カシミール」は前から知っていましたが。

大学時代は1作目から有名な4作目までで留まっておりました。

何故もっと前に聞かなかったんだろうとかなり後悔です。ご存知の様に2枚組のアルバムです。一記事にまとめるのは勿体無いですので、B面から私の勝手な解説と感想を述べます。あくまで個人的な解釈ですので、ご了承ください。

イン・ザ・ライト - In the Light 

キーボードソロから始まるのですが、ややオリエンタルな感じで、「レインボー」の「タロットウーマン」を思い出しました。エスニックになるのかと思いきや、エッジの効いたリフが来ます。不思議なことにこのAメロはポップでビートルズのようにも聞こえます。Bメロは、ドキドキするような下降するようなリフです。

ジョーンポールジョーンズのキーボードのみになる間奏部分からメロディックなギターフレーズはクイーンのブライアンメイっぽくもあります。

後半のサビ部分もそうですが、この曲にはブルースっぽさが全くない、お洒落なサウンドです。

このアルバムが発表されたのは1975年、レインボーの「虹を翔る覇者」はやや後1976に発表されています。キーボードの使い方は大分影響されているような。おそらくリッチーブラックモア先生もこのアルバム聴いて参考にしたのでは?邪推でしょうか?

奥田民生もこのアルバムかなり聴いたように推測します。

ブロン・イ・アー - Bron-Yr-Aur

ジミーペイジのアルペジオが美しい小曲。

ダウン・バイ・ザ・シーサイド - Down by the Seaside

ハードロックというよりは、これもストーンズとかそんな感じです。

ひそかにジョーンズの鍵盤が彩っています。ジョンポールジョーンズがこれだけ鍵盤弾いているアルバムも無いのでは?

リラックスした海辺の雰囲気から、カッティングがバックのギターソロ部からだんだん激しくなります。

その後は、またノスタルジックな曲調となります。

この曲も初期のZeppelinぽくありません。「ハ~」とか「フー」とかプラントが言っている箇所は、別のバンドのよう。

テン・イヤーズ・ゴーン - Ten Years Gone

歪のないアルペジオ交じりのイントロから荘厳なリフに繋がります。シタールが重ねてあるのでしょうか?

静な箇所は、ジョーンポールジョーンズのベースとペイジのギターがそれぞれの役割をきっちり分担しています。

最初のギターソロは、曲にピッタリの西海岸風ウエスサウンド

ギターソロ後は、やや中近東風に盛り上がります。

10年過ぎたよというタイトルの意味は重いのですが、そのような威厳をもったサウンドを聴くことができます。

夜間飛行 - Night Flight 

フライトとタイトルにつくだけあって、典型的なロックンロールのリフを挟む楽しい曲です。ジョンポールジョーンズもプラントも分かりやすい演奏をしています。バックを彩るジョンポールジョーンズのハモンドオルガンが本当に素晴らしくポップなロックンロールにしています。

ワントン・ソング - The Wanton Song

移民の歌?のような激しい単音ギターリフから始まります。たまに挟むのはジミヘンコードでしょうか?

間奏は、一転ペイジのカッティングも混じるフュージョンのような感じです。フュージョン部から激しいギターリフ部に戻る箇所の頭上を飛行機が飛び去るような緊張感が溜まりません。そう、移民の歌は海賊の歌なんですが、こちらは空の歌というイメージです。

ギターソロ部は、これまたなんとなくビートルズのような感じが漂います。

当アルバムで最もハードなメタリックな曲なんですが、これまた、メタルとフュージョンが同居しているような。

嫌な仕事に入る前、自分を奮起させるのに当面活用します。

ブギー・ウィズ・ステュー - Boogie with Stu 

アコースティックギターとピアノによるブギーなブルース演奏。ここでもジョンポールジョーンズによる鍵盤演奏が光っております。ジョーンズのピアノソロ、ペイジのバンジョー風ソロ、最後の方でのアコギによるソロもこれまた非常に分かり易いトラディショナルです。

黒い田舎の女 - Black Country Woman

こちらも前曲の延長のようなトラディショナルソング。プラントのブルースハープソロが混じります。

シック・アゲイン - Sick Again 

産業ロック的な明るい曲。これもクイーンのような印象を受けます。

というかクイーンがこの曲から影響を受けた?

ボンゾのドラムがギターとかの伸びた音の隙間に、畳みかけるように割り込んでくる様な迫力があります。

最後の方でスライドギターも登場し、プラントとユニぞっております。

大衆受けするであろう格好良い曲です。

 

イン・ザ・ライト、テン・イヤーズ・ゴーン 、ワントン・ソング、シック・アゲイン

上記四曲がとにかく良かったです。

当アルバムは、ファースト~サードまでのハードなブルースロックとは異なり、とてもポップなアルバムとなっており、万人誰でも聞きやすい作品との印象を受けました。

初期のアルバムは混とんとした雰囲気で混ざりあった音を嗜むような印象なんですが、フィジカルグラフィティは、輪郭がはっきりしていて、一音一音を楽しめるような印象があります。

音楽性もサイケ、ポップ、ブルース、ロックンロール、中近東と拡散性に富んでおり、レッドツェッペリンの音楽性の多様性を多分に発揮した作品となっておりました。

中古で購入したのですが、良い買い物しました!