ヤッチーのブログ

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スティービー・ワンダーの「迷信」はギタリストのスタンダード

レッド・ツェッペリンのフィジカルグラフィティについて続編を書こうかと思いましたが、ふとスティービー・ワンダー初期の代表曲の一つである「迷信」について述べます。

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言わずと知れたアジャスコ―やパートタイムラバーで有名な何方でもご存知のスティービー・ワンダーの作品です。
しかし、この曲はスティービーのというよりは、意外にもギタリストに愛されている曲なんです。中には、ワンダーの作品とは知らなったなんて人もおられます。
つまり、歌ものというよりは、楽器インストルメンタルを演奏する人間にとって、こんなに楽しい曲は実は中々無いんです。ギタリスト、ベーシスト、ドラマーみんなが各々の技量を発揮できるカテゴリーの曲なんです。

ワンダーは1972年に発表しており、彼の初期の代表曲の一つです。

オリジナルでは、このファンキーなリフは勿論 スティービーの鍵盤で演奏されているのですが、彼の鍵盤演奏は、鍵盤の特性を活かしたコードではなく、単音のリフを鍵盤で弾いています。これがギタリスト ジェフベックに提供することを想定して単音リフを作ったのかは定かではありませんが、このリフにワンダー氏もしっくり来たんでしょうね。
オリジナルのベースもノリノリにうねっております。
そしてドラムもバタバタしています。
そしてホーンセクションがこの上に被ってきます。
初期のスティービーはファンキーな曲が多いような?

 

ギタリストとして最初にこの「迷信」をプレイしたのがジェフベック。

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クラプトン、ペイジと同じくヤードバーズに在籍した三大ギタリストのジェフベックです。
Beck Bogert & Appice として1973年に発表。
ワンダーのあの有名なリフを、勿論 歪んだギターで再現しています。
それがまた格好良い。
三人体制のトリオで演奏しているのですが、ベースがメインボーカル。
ジェフベックもドラムのカーマインアピスも三人が発声するサビ部がドファンキーで良い。
ボガートも歌を歌っていないときは、ベースに集中できるから、上から下まで行ったり来たりしております。
また、ボガートの高温の伸びがまた気持ち良い。ワンダーの雄たけびよりも迫力有ります。
カーマインアピスのドラムもジョンボーナム同様に凄い迫力があります。というかカーマインアピスの方が先輩に当たるのか?
おそらく、ジェフベックの「迷信」が、
「迷信」ニアリーイコール(近似)  スティービー・ワンダー
「迷信」イコール(等しい) ギタリストの曲
という図式を作ってしまったんだと思います。

ちなみに大分後になりますが、ホワイトスネイクを脱退したジョンサイクスは、
カーマインアピスとブルーマーダーを結成しています。
よくもまあ、ジョンサイクスのような若造とスーパードラマーのアピスがくっついたもんだ。

ティム・ボガートは今でも活動はしているようですね。公式サイトも有ります。
でもちょっとダサい、私に作らせていただきたい!またSSLで保護されていない!(笑)

ちなみにイントロ部では、ベックは ボンジョビのリビン・オン・ア・プレイヤーと同じく、トーキングモジュレーターでギターリフの音を口に入れて反響させることをやっていいますね。というかボンジョビの10年以上前か!


それから10年以上後にスティーヴィー・レイ・ヴォーンがカバーしました。

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ワンダーのオリジナルよりテンポがかなり速いです。
レイボーンは、デビットボウイのレッツダンスで発掘されたブルースギタリストですね。1990年に他界されています(悲)。
ただ、レイ・ヴォーンは、あの有名な単音リフを弾くのではなく、コードカッテイング中心のアレンジになっています。

ペンタトニック系のギターソロと、カッテイングを織り交ぜたプレイ
ジェフベックを安易にまねすることを避けたのかもしれません。
レイボーンのバージョンも極めて秀作です。
キーボードのリース・ワイナンズもオリジナルの有名な単音リフを封印するかのようにあえて引かずに、コード中心のキーボードプレイです。
彼もオリジナルとの違いを狙ったのでしょう。

また、レイ・ヴォーンが取り上げたのは、鍵盤を加えた四人体制になってからですので、ジェフベックよりも条件としては楽だったと思います。
楽器をしている人なら分かるかと思いますが、音は多い方が立派に聞かせることができるからです。

それから、「山崎まさよし」もカバーしています。
アルバムALL COVER YO!の二曲目です。
アコギでカバー、そして ブルースハープ!鍵盤は出てきません。
山崎らしい アコースティックギターと 彼らしい ブルースハープが双璧となり、
ボトムに均一な打楽器で支えているといった感じです。
彼のボーカルも非英語圏であるにも関わらず格好良いです。

まさよしさんは、コンサートではアコギでなんと一人で演奏しちゃってます!

スティービー・ワンダーが現在に至るまで、「Superstition 」がロックのスタンダードになるとは、夢にも思っていなかったのではないでしょうか?
発表したときは、ジェフベックに提供することは決まっていたものの、
半世紀近くギターリストが嬉々として演奏するロックスタンダードになるよ」と誰かが言ったとして、
ワンダーは「迷信だろう」と答えたかもしれません。