ヤッチーのブログ

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「フィジカル・グラフィティ」レッド・ツェッペリンLed Zeppelinは、レインボーやホワイトスネイクにも影響

1975年発表の「フィジカル・グラフィティ」 レッド・ツェッペリンの第六作目のアルバムのCDを購入し、
2018年10月21日にDISC2(レコード時代はC面、D面)のレビューを記載しました。

https://www.php-7.com/entry/2018/10/21/011803
今回は、そのDISC1(レコード時代はA面、B面)のレビューを記載致します。
カシミール」は前から知っていましたが、恥ずかしながら、アルバムは初めて聴いたのです。
ブラックドッグ天国への階段ロックンロールを含むレッド・ツェッペリン IV』よりも良いのでは?との結論です。
4作目は、確かにロック市場に燦然と輝くBlack Dog、Rock and Roll、Stairway to Heavenが収録されており、
全世界で累計売上枚数は3700万枚と言われているだけ有り、確かにこの3曲は素晴らしいという言葉もおこがましく、
当3曲に影響されていないロックミュージシャンは居ないといっても良いです。
反面、当3曲が良すぎるからか、B面は友人筋でもほとんど聴かないという回答が多いです。私も然りです。
対して、フィジカル・グラフィティ」には、全編通して、捨て曲が全くありません。

大学時代は1作目から有名な4作目までで留まっておりました。何故もっと前に聞かなかったんだろうと改めて後悔しております。

それではA面の私の勝手な解説と感想を述べます。あくまで個人的な解釈ですので、ご了承ください。

カスタード・パイ - Custard Pie (Page & Plant)
一曲目らしく、タイトル通り、ポップなハードロックです。
晴れた日のドライブで聴きたいような元気な曲です。
ギターリフだけであれば、硬質になってしまったであろう所を、
ジョンジーがその狭間のセカンドリフとでもいうべき低音のキーボード(クラビネット)リフがポップな雰囲気にしています。
ジョンポールジョーンズはレッド・ツェッペリンでの活動の前に既にローリングストーンズの有名曲にクレジットがあるようにキーボードプレイヤーとしても実績があったように、
ジョンポールジョーンズの貢献が相当高いです。
ツェッペリンとしては、一度もライブで演奏していません。ブラッククロウズとペイジのジョイントコンサートでは演奏されています。
ここ一か月で私は、相当ツェッペリンフリークになってしまい、関連するCDも数枚買ってしまいました。

流浪の民 - The Rover (Page & Plant)
多少ノスタルジックな要素も含んでおり、例えば映画「フォレストガンプ」の挿入歌とかに有ってもおかしくないような。
脳天気ソングではないです。
Aメロ部分は、ギターリフにユニゾンするボーカルライン箇所は、明るく彷徨うぞといった感じなのですが、
Bメロ(サビ)部分が逆で、日本人好みの哀愁があるんですねー。アルペジオ交じりの箇所は、70年代初期のベトナム戦争で疲れた時代背景を模写しているようなイメージです。
2番終了の間奏~ギターソロは、ペイジのメロディックなギターソロが聴けます。

死にかけて - In My Time of Dying
最初の方は、ペイジのトラディショナルなスライドギターが炸裂します。
スライドギター部分を一つのリフとしてハードロックになっていまして、ブルースからハードロックを作った生き字引はペイジとも言うべきスライドブルースギター・ロック
中間、曲調が変わり、コードと単音リフの交互ループ箇所からジョンボーナムも大々的な参加してきて、スライドブルースギター・ハードロックとなります。
ペイジのギターソロが激しく、複数個所に渡り、スライドギターソロが堪能できます。

元々は、トラディショナルソングであったもので、ボブ・ディランもカバーしています。

聖なる館 - Houses of the Holy
タイトルとは裏腹に、妙に明るいリフから始まりますが、
歌メロ部分は、こちらもThe Rover同様、日本人の感性をくすぐるような歌メロ。
ツェッペリンには、珍しく4番あたりからコーラスが被せられてきます。

トランプルド・アンダーフット - Trampled Under Foot
2007年再結成ライブでも演奏されている、ディスコな踊りたくなるようなソング
当曲では、ジョンポールジョーンズのキーボードが主役第一リフで、ペイジは準主役といった感じでしょうか?
また、間奏のジョンジーのキーボードソロがファンキーで本当に格好良い。スティーヴィー・ワンダーよりも上手いのではないか?と。
間奏の前後の、キーボードだけとなる印象的なフレーズ(山に登っていくような箇所)があり、緩急をつけています。
「迷信」との類似性が指摘されていますが、ジェフベックにワンダーが提供した「セロニアス」のクラビの使い方の方が類似しているのでは?と推察します。
ツェッペリンのリズムって微妙なところで、自然にズレたり、前にのめったり、する箇所があるように思います、そういったトリックは、ジョンボーナムとジョンジーが自然に対応していたような。
彼らのコピーをしても、その当たりが、マネできないので、ツェッペリンの雰囲気が再現できないんだろうと思います。エンディングにそのような箇所があります。

カシミール - Kashmir
後期ツェッペリンの代表曲は、当ソング「カシミール」と「アキレス最後の戦い」でしょう。
ジョン・ポール・ジョーンズのキーボードが主役です。
バイオリンのようなキーボードのAメロとAメロ終了後の、壮大なリフのループ。そしてBメロ部分 全てに偉大で謙虚なジョンジーが活躍しています。
3:30~4:15 当たり、エスニック節が最高潮に炸裂します。※
プラントも相当気にっているようで、後期のライブではかならず演奏されていますし、2007年の再結成時にも演奏していました。

レインボーの「スターゲイザー」にも影響を与えているような。リッチーブラックモア先生も多分参考にしたのではないでしょうか?
※ここは、レインボーの「バビロンの城門」も随分参考にしたのではと?推測します。
ミドルテンポでの中近東テイストたっぷりなハードロックは当曲が元祖であり、レインボー、ホワイトスネイクの「ジャッジメント・デイ」当たりも無かったのでは?と。

先のレビューの繰り返しになりますが、当アルバムは、ファースト~サードまでのハードなブルースロックとは異なり、とてもポップなアルバムとなっており、万人誰でも聞きやすい作品との印象を受けました。
初期のアルバムは混とんとした雰囲気で混ざりあった音を嗜むような印象なんですが、フィジカルグラフィティは、輪郭がはっきりしていて、一音一音を楽しめるような印象があります。
音楽性もサイケ、ポップ、ブルース、中近東と拡散性に富んでおり、レッドツェッペリンの音楽性の多様性を多分に発揮した作品となっておりました。