ヤッチーのブログ

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BLUE MURDERは、本家ホワイトスネイク「白蛇の紋章~サーペンス・アルバス」を凝縮して継承

元ちとせさんのニューアルバムをアマゾンで注文しました。到着が楽しみです。

さて、ジョンサイクスホワイトスネイク脱退後に結成したバンド ブルーマーダーのデビューアルバム「BLUE MURDER」について記載しようかと。
「白蛇の紋章 サーペンス・アルバス の呪縛」では、私の想像を交えて、熱い思いを記載しました。
ブルーマーダーのデビューアルバム「BLUE MURDER」本当に格好良いハードロックアルバムです。でも素晴らしさを表現しているブログは多々ありますので、何故商業的に成功しなかったかを私の勝手な推測で記載します。勿論、私はお金を出してCDを購入しております。全曲をサイクスが書いて、歌って、ギターも弾いて、何でも出来る天才なんです。おまけにルックスも良い。
本家 ホワイトスネイクスリップ・オブ・ザ・タングを発表したのも1989年。ジョンサイクス率いるブルーマーダーのデビューアルバム1989年に発表されています。本家スリップが秋に発表されたのに対して、ブルーマーダーは半年早い春に発表されています。
大ヒット作「白蛇の紋章 サーペンス・アルバス」は、最大の立役者であるジョンサイクス不本意にも、レコ―デイング完了間際にデイヴィッド・カヴァデールからホワイトスネイクを解雇されています。30年経過した今でも不本意さをジョンサイクス氏はインタビューでコメントしています。
「バッド・ボーイズ - Bad Boys」「スティル・オブ・ザ・ナイト - Still of the Night」「イズ・ディス・ラヴ - Is This Love」これらの今も本家ホワイトスネイクのライブでは華として演奏される名曲を作ったのは大よそジョンサイクスでしょう。
また、「クライング・イン・ザ・レイン - Crying in the Rain」の印象的なギターソロもジョンサイクス王子が居なければ存在しなかったことでしょう。
しかし、レコーディング95%終了時に突如解雇された。そして、完成したアルバムはメガヒットした。
ジョンサイクス王子は腹が立った。俺が作ったことを証明してやろうと。
そのようなこともあり、世間では、ジョンサイクスがデイヴィッド・カヴァデールに対する怒りを爆発して作った名作品とされています。

たしかにブルーマーダーのデビューアルバム「BLUE MURDER」素晴らしいのです。ですが、本人が期待したほど売れなかった。

その前に、そもそもアルバムタイトルが「ブルー・マーダー」って、Blue Murder 邦訳するのも憚れますね?
まるで、VAN HALENと決別したデイヴィッド・リー・ロスが、『イート・エム・アンド・スマイル』というタイトルで独立したのに近似しているような。
デイヴィッド・リー・ロスはヴァン・ヘイレン のボーカリストして1984」で大成功したものの、ヴァン・ヘイレン兄弟と仲たがいしてVAN HALENを脱退し、スーパーギタリストのスティーヴ・ヴァイ、スーパーベーシストのビリー・シーンとともに超絶技巧バンドを結成しました。マイケルジャクソンのヒット曲「ビートイット」でもギターを弾き、ステージでもマイケルジャクソンと共演したエドワード・ヴァン・ヘイレンへの当てつけのようでした。しかしながら、『イート・エム・アンド・スマイル』直訳すれば、「彼らを食べて、笑え」、しかしデイブリーロスの思惑通りにはいかず、新ボーカリストを迎えた本家VAN HALENの「5150」は大ヒットしましたが、デイブのソロアルバムは小ヒットしたものの、セールス的には本家に遠く及びませんでした。

ジョンサイクスも「ブルー・マーダー」、そこまでの思いで、そのようなバンド名にしたのかは知りません。全部、私の想像です。
ジョンサイクスもデイブリーロス同様、結果「ブルー・マーダー」それほど売れませんでした。

ですが、「ブルー・マーダー」は往年のハードロックファンの評判は極めて良いのです、ただ、売れなかっただけなんです。

「白蛇の紋章 サーペンス・アルバス」の後継として、本家ホワイトスネイクガンズアンドローゼズデイブリーロスみたいにしてしまった「スリップオブザタング」はゴージャスでした。ジョンサイクスは、それとは対照的にブルーマーダーを「白蛇の紋章 サーペンス・アルバス」の威厳さを凝縮してしまったのです。

何故売れなかったのか?そもそも1989年、バブルです。モトリークルーの「Girls! Girls! Girls! 」の大ヒットの余韻真っただ中の浮かれた時代です。当時私は高校生、夢一杯でした!そんな時代に、ブルーマーダーこのアルバムは、サウンドも歌詞も重いんです。

「ブラック・ハーテッド・ウーマン」
いわずもがな、「バッドボーイズ」は「白蛇の紋章 サーペンス・アルバス」のスピードナンバーとして名曲です。
ジョンサイクスは「ブラック・ハーテッド・ウーマン」というよく似たスピードナンバーを「BLUE MURDER」の最後に収録しております。曲は滅茶格好良いです!
タイトルを見ましょう。ホワイトスネイクの「バッドボーイズ」=「悪い男」、ブルーマーダーの「ブラック・ハーテッド・ウーマン」=「悪い女」。直訳すれば、「黒い腹の女」
バッドボーイズ」の曲調、リフすべてジョンサイクスが作ったことを証明しているかのようなんです。それは良いです。
しかし、このタイトル。せめて、「グッド・ボーイズ」か「ホワイト・エンジェル」くらいの前向きなタイトルにしてほしかったです。勝手な私の想像です(笑)。
そして、この曲の間奏のギターソロには、更に爆弾が仕掛けてあります。VAN HALENのイラプションのようなライトハンド奏法が2:13~2:23の10秒間あります。
このライトハンドどっかで聴いたことがありました。そう1984年12月東京での「クライング・イン・ザ・レイン」でのギターソロで弾かれているのです。youtubeで確認が可能です。まるで、仲良くライブをしていた頃のライブで弾いていたあのギターソロの出だしの旋律だよとデイヴィッド・カヴァデールへの当てつけのように私は感じました。これも私の勝手な想像です。
https://www.youtube.com/watch?v=jXY9z7jmpWU
このライブ格好良いです。コージーパウエル、ジョンロード、ニールマーレイという布陣の1984年時に既に名曲に仕上がっていますね。

「トレミー PTOLEMY」
スティル・オブ・ザ・ナイト - Still of the Night」は「白蛇の紋章 サーペンス・アルバス」のややレッドツェッペリンのブラックドッグ風のミドルテンポとして名曲です。カバーデルペイジでのライブでも、そういえばジミーペイ爺も弾いていましたね。スティル・オブも俺が全部作ったんだ という自己主張の塊が「レミー PTOLEMY」という曲です。うん、分かりましたサイクス王子。イメージとしては、Still of Still of the Nightといった感じでしょうか?
すごく格好良いんです。ただ、重苦しいです。ピッキングハーモニクスが更に強調しています。Still ofは、レッドツェッペリンのブラックドッグをゴージャスにしたような感じでした。対して、この曲は、スティル・オブ・ザ・ナイトを濃縮・凝縮して砂漠に持っていった。証拠に出だしは、アラブの蛇使いの笛の音が鳴っております。女性ファンは食いつきませんわねー。女性ファンがサビで歌えるような曲ではない。惜しい。でも大好きですよこの曲。レインボーのスターゲイザーみたいでもあり、DIOに歌ってほしかったです。ギターソロも多少アラビアーンでカッチョ良い。
以後、ジョンサイクスはスティル・オブライクな曲を次作でも収録しています。

「Out Of Love」
ファン筋では、ホワイトスネイクの大ヒットバラード「Is This Love」に匹敵するブルーマーダーのバラードと言われています。しかし、タイトルを良く見てください。本家ホワイトスネイクの「Is This Love」は、これが愛なの?と希望に満ち溢れていますね?対照的にブルーマーダーの「Out Of Love」は、愛を失っていることを断定しているのです。なんて、後ろ向きな。せめて、「This Is Love」というタイトルにすれば?良かったのに(笑)。

とにかく、このアルバム、レインボーやDEEP PURPLEレッド・ツェッペリンなどが好きな根っからのハードロックファンには、受けました。しかし、MTVのビデオクリップ「Is This Love」「Here I Go Again」を見てレコードを購入した一般的な音楽リスナーの心を捕まえることが出来なかったのです。
徳川家の、遺伝子を凝縮した水戸藩が35万石しかなかったようなものでしょうか?例えが強引すぎますね。

しかし、収録曲のライオット、バレーオブキングス(ファーストシングル)、ジェリーロール(セカンドシングル)、格好良すぎです。ジミーペイジとも活動を共にしたトニーフランクリンのフレットレスベース、ジェフベックとも「迷信」時代に活動を共にしたカーマインアピスのドラミング、本当に良い仕事をしています。トニーフランクリンはMr.Misterのベースボーカリストみたいと思うのは私だけでしょうか?本日もこのアルバム3回しくらい聴きました。良いです。

「白蛇の紋章 サーペンス・アルバス」のハードロックの威厳を凝縮・継承したのが「ブルー・マーダー」です。ジョンサイクスは、「白蛇の紋章 サーペンス・アルバス」の最大の立役者であることを、「ブルー・マーダー」で証明し、その目的は達成しました。しかし、商業的には、気合が入りすぎて、成功しなかったということでしょう。熱く語ってしまいました(笑)。